NBA REPORT

Vol.027 5月23日 2003年度 NBAドラフト指名順位決定

NBAシーズンが最高潮に達する中、すでに敗退してしまったチームにとっても再スタートを切る時期がやって来ました。プレーオフに進出することができなかった13チームにとっては、ある意味今日から来シーズンが始まるといっても過言ではありません。2003年6月26日に行われるNBAドラフトの指名順位が現地時間の22日に決定しました。

ドラフト順位はクジ引きで決まり、1000通りの組み合わせ番号をプレーオフに進出できなかった13チームにシーズン最終成績に添ってクジ番号を配布し、その後当選番号を決めます。その当選番号を所有していたチームがそれぞれ1位、2位、3位指名を得ることができます。3位までがくじ引きで決まり、4位以降は終了した時点の順位通りに選択権を得ることになります。今年はデンバーとクリーブランドが最低勝ち星数で並び、各チームそれぞれ以下のような当選の可能性がありました。

 チーム
成績
クジ保有数
全体1位
全体2位
全体3位
 Denver
17-65
225
22.50%
20.30%
17.63%
 Cleveland
17-65
225
22.50%
20.30%
17.63%
 Toronto
24-58
157
15.70%
15.80%
15.66%
 Miami
25-57
120
12.00%
12.68%
13.39%
 LA Clippers
27-55
89
8.90%
9.75%
10.78%
 Memphis
28-54
64
6.40%
7.20%
8.23%
 Chicago
30-52
44
4.40%
5.05%
5.91%
 Atlanta
35-47
29
2.90%
3.37%
4.02%
 New York
37-45
15
1.50%
1.77%
2.14%
 Washington
37-45
14
1.40%
1.65%
2.00%
 Golden State
38-44
7
0.70%
0.83%
1.01%
 Seatle
40-42
6
0.60%
0.71%
0.87%
 Houston
43-39
5
0.50%
0.59%
0.73%



今年は期待の大物高校生ルーキー LeBron James(レブロン・ジェームス)がノミネートされるとあって、何処のチームが一位指名を獲得するのかは注目の的でした。このジェームスという選手は「史上最高の高校生プレーヤー」と言われ、ケビン・ガーネットやコービ・ブライアント、あのマイケル・ジョーダンやウィルト・チェンバーレインの高校生時代よりも優れていると言われます。実際にテレビでプレーを見たときには確かに高校生とは思えない体格をしていました。去年の夏レポートしたように、今年の新人賞を獲得したAmare Stoudemire(アマレ・スタウデマイヤ)を見たときと同じような印象を受ける体格で、「え?本当に高校生?」という感想を持ちます。たしかにプレーも華麗で身体能力も素晴らしい選手です。

去年のドラフトも豊作でしたが、今年も上位3位までは「超大物」が登場することが確実で注目されています。二人目は今年の全米大学選手権で一年生ながらチームを引っ張り見事優勝に導いた、シラキュース大学出身 Carmelo Anthony(カーメロ・アンソニー)。 3人目の大物Darko Milicic(ダーコ・ミリチッチ)はセルビア出身の7フッターでなんと現在17歳です。詳しいことはまだ分かりませんが、かなりの素質だそうです。彼ら3名がドラフト上位確実と言われています。

そして抽選の結果決まった今年のNBAドラフトの正式指名順位です。

2003年 NBAドラフト 指名順位結果

1. Cleveland キャバリアーズ (現時点予想 LeBron James)
2. Detroit
ピストンズ (現時点予想 Carmelo Anthony)
3. Denver ナゲッツ (現時点予想 Darko Milicic)
4. Toronto ラプターズ (現時点予想 Chris Bosh)
5. Miami ヒート
6. Los Angeles クリッパーズ
7. Chicago ブルズ
8. Milwaukee バックス
9. New York ニックス
10. Washington ウィザーズ
11. Golden State ウォーリアーズ
12. Seattle スーパーソニックス
13. Memphis グリズリーズ


確率でいうと一番引き当てる可能性が高かったクリーブランドが一位指名を獲得したということで、地元オハイオ州出身のレブロン・ジェームスが一位指名されることは間違いないと思われます。これでクリーブランドには、レブロン・ジェームス、ダフアン・ワグナー、リッキー・デイビス、ダリアス・マイルズと、かなりエキサイティングなコアが完成したと思われます。かなり注目のチームです。

抽選で2位を引き当てたメンフィス・グリズリーズだったのですが、大昔のトレードで今年のドラフト権をトレードしており、1位指名権を引き当てない限り権利がデトロイト・ピストンズに移動するという条件付きだったため、最悪の結果ではありますが2位を引き当ててしまったためにメンフィスには何も残らずに、今年東地区決勝まで勝ち進んだデトロイトが思わぬ棚ボタでビッグ3の一人を獲得する権利を得ました。デトロイトにとっては、この上ない最高の結果となりました。2位指名権を失ったメンフィスは、昔フランシスのトレードで得たヒューストンの13位指名権を獲得しました。

クリーブランドと同様一位指名権を獲得する可能性が高かったデンバー・ナゲッツは、メンフィスが2位を引き当てたために3位指名権を獲得。デンバーはまだまだチーム作りが続きそうですが、これで来年のドラフトでもまた上位指名権を獲得すると思われます。

ドラフトは6月26日。SLAMでは直前予想も含め、ドラフト情報を追い続けますのでお楽しみに。


 


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